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今や円すい形のペーパーフィルターといえば、V60やアバカの名前が挙がります。
アバカはマニラ麻という船舶ロープ等に用いられる強靭な繊維質の植物を指し、その繊維を一部紙に用いています。
柔軟かつ丈夫な繊維は通液性に優れ、円錐形ドリッパーにおける抽出速度の確保に一役買っています。
アバカとV60の違いとして、アバカフィルターは両面に凹凸がある構造(クレープ処理)に対し、ハリオ社製はペーパーの内面がツルッとした紙質です。
クレープ処理は簡単に言えば紙を細かく折っている状態なので、紙面積はクレープ処理されている方が単純に多い事になります。
これによりコーヒー粉の微粉が紙に吸着しても流水路を確保しやすくなり、詰まりにくい状態を作る事で終始安定した抽出を可能にしました。
HARIOとの違いを、是非比べてご堪能下さい。