¥8,800
ハリオから新しく登場したコーヒースケール「ポラリス」
V60シリーズのコーヒースケールの正当な進化系にあたり、電池式な点や計量部分と操作パネルが分離している点は従来通り。
V60シリーズとは比べものにならないほど反応速度が早くなり、もはやコーヒースケールに求める表記速度に関しては文句なしの性能。
300gまでは0.1g表記、300g以上から0.5g表記、1000gからは1g表記となり、重量に応じて小数点の四捨五入が行われます。
また、この価格帯のスケールとしては珍しく豆量に対して注湯するお湯の量を計算できるレシオ機能が標準搭載されています。
これによって一々豆量に対してお湯の量を計算する必要が無くなり、今自分がどの程度注いだか瞬時にチェックできる機能まだついています。
オートタイマーが前提となるため、操作が単純なV60より手順を覚える必要はある印象です。
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機材レビュー
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こまめ家が機材を検証した上でメリット・デメリットについて紹介します。
【外観の評価】
▪︎TIMEMORE Black Mirrorよりも横幅が狭く縦に長いためスマートな印象。
▪︎液晶パネルが大きく見やすい。光の反射が多少あっても問題ない。
▪︎全体的にバランスが良く、安っぽさを感じさせない。
【良い点】
①充電によるデメリットから解放される。
イベントなど、充電している暇がない時に即座にフルチャージできるという点で電池式は優秀。
②ボタン操作の度に数値に影響しない。
計量部が分離しているため、操作パネルが一体化しているスケールと比較してストレスが少ない。
③湯量を計算しなくて良い。
レシオを事前に入力する事で、豆量に対してお湯をどの程度注げばいいかすぐにわかる。
更に、注湯中も目標湯量に対し現在何%なのか確認できる。
④表示反応が早くドリップの速度に追従できる。
現状はどのスケールも反応速度は軒並み同程度。
ボタンを押してからの反応はポラリスが非常に早く感じる。
⑤オートタイマーのため押し忘れがない。
ドリップをするためには必ず手順を踏まなければならないので、タイマーの押し忘れなくドリップができる。
また、タイマーは手動で止める形式のため自動停止による抽出事故が起きづらい。
【気になる点】
①スケールを使うのに一定の手順が必要
ポラリスはタイマーボタンを押すとオートタイマーモードが起動するため「レシオを確定する→ドリップに必要なセットとコーヒー粉を秤に全てセットする→オートタイマー起動」という特定の手順をが必要です。
②ただの秤として使用するには不向き
重量を測定する事はできますが、オートタイマーを利用したドリップに特化させたスケールのため、誤操作の原因になります。
レシオを決定しないとタイマーも起動しないため、タイマー代わりに使う事もできません。
③電源スイッチがない
充電式ではないため電池の消費をできる限り抑えたいですが、持ち運びする際に電源ボタンが反応しやすいため電源スイッチがあればいいなと思いました。