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コーヒー界に衝撃をもたらしたペーパーフィルターシバリストは、スペインで作られた斬新なプロダクトです。
独自の技術によって、とてつもない抽出速度を実現した事で通常では考えられない特殊なドリップを可能としました。
通常ドリップでは挽き目によってペーパーに微粉が詰まり湯溜まりができます。
この湯溜まりにコーヒーの成分がジワジワ抽出されるのですが、ある一定濃度に到達すると溶解度の性質で成分の抽出速度が低下します。
そのため、ドリッパーに留まる湯との接触時間が長いほど抽出される液体のバランス自体は整いやすく、逆に長過ぎると浸けすぎた紅茶のように均一に雑味も出ていきます。
ここで重要なのが、先程出た「溶解度」
水にある一定量の成分が溶け出すと、徐々に成分の抽出効率は下がります。
つまり、新しいお湯が出入りしやすいほど抽出効率が上がるという事です。
また、コーヒーの抽出においてフレーバーや酸は抽出初期に多くが溶け出すので、抽出後半のコーヒー粉は出涸らしに近い状態といえます。
この出涸らしには酸とフレーバーが無く、逆に甘さと質感及び雑味が存在し、抽出後半においてはこれらをどこまで引き出すのかがコーヒーの口当たりを決定します。
ただし前述の通り雑味も存在するため、後半において長く浸かっているのも望ましくありません。
なので理論的には前半の成分を出やすくし、後半では雑味を抑えて質感と甘さを最大化する必要があります。
そんな時にシバリストは細挽きのコーヒー粉でも詰まりにくいという特性を生かして、上記のアプローチをバンドドリップで可能にしました。
これにより、適切に焙煎されたコーヒーであれば通常のドリップで味わえない濃厚な質感と甘さを堪能できるという事です。
また、詰まりにくいという特性は円錐形ドリッパーにおいて特に重要で、抽出後半に詰まることで湯面が上がりコーヒー層に隙間ができチャネリングを引き起こす可能性があります。
そうなると注湯を中断して投数を増やさざるをえず、今度は過抽出になってしまうという結果に繋がります。
円錐ドリッパー自体が繊細なコントロールを要求するという特性上、全体を通して素早く湯が抜ける方が安定したクオリティーのコーヒーを抽出できると言えるかもしれません。
当製品は2〜4杯用の円錐形全般に使用できます。
角度の浅いドリッパーの場合、上部分が少々はみ出す可能性がありますが性能に問題はありません。