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世界的に有名なデンマークのロースター発祥のプラスチック製ドリッパー。
考案者自ら世界大会の場に立ち、2位に輝いたことで一躍有名になりました。
当該品は黒ですが他のパステルカラーは一目見ると陶器製品のように感じる艶感が特徴的で、扱いが手軽でありながらコーヒーブリューにおける高潔な雰囲気を阻害しません。
黒は他の色と比較してやや価格も高めに設定されていますが、プラスチック製で漆黒のドリッパー自体少ない点ではレアといえます。
また、考案者パトリックのレシピも公開されており、淹れ方によっては焙煎直後のコーヒーでも楽しめるロースターにとって嬉しいポテンシャルを秘めています。
説明だけ聞くとやや玄人向けな印象もありますが、品質・特性・ビジュアルどれもバランスがとれており、スペシャルティーを楽しむならとりあえず手に取っておきたい一品。
他のフラットボトムタイプのドリッパーと比べて抽出後半に抽出速度が低下するという特性があり、敢えて詰まらせるという方法をとる事ができます。
そのため前半で抽出効率を最大化しつつ、後半は新しい湯を注がず抽出効率を下げることでコーヒー豆が持つ有機酸を強く前面に押し出すことが可能です。
他のドリッパーとは違うテーマ性で抽出ができるため、同じ平底ドリッパーと役割が被りません。
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【フラット(平底)ドリッパー共通の特徴】
平底は円錐形よりコーヒー層が薄くなり、コーヒー粉全体の抽出効率が高くなる傾向があります。
そのため、コーヒー豆が持つ酸味と焙煎によるキャラメルなどの甘い香りをバランスよく抽出します。
また、中心部の密度が高くなる円錐形は抽出方法によっては抵抗の少ない場所から水が抜けていく「チャネリング」という現象が発生するため、抽出に一定の技術と知識を要します。
円錐形と比較して平底は全体の密度が均等なため、チャネリングのリスクが低く初心者にオススメしたいドリッパーです。
逆に円錐形よりも抽出効率が高いため、円錐形と同じような淹れ方をすると過抽出を引き起こしやすいです。
抽出したコーヒーを飲んで舌が乾いたり、舌の両端或いは舌上に渋さを感じた場合は「挽き目を粗くする・湯温を下げる・投数を減らす」など抽出効率を下げる方法でレシピ調整をしてみて下さい。
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【商品情報】
▪︎サイズ(本体):110×100×65mm
▪︎重量:73g
▪︎素材:樹脂
▪︎適応フィルターサイズ:カリタ155(1〜2杯用)